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日本プロ野球選手会 大連で野球教室

元プロ野球の講師たち
(左から)徳武氏、田野倉氏、水上氏、森氏
 2005年9月4日午前9時、前日の講演会・懇親会の心地よい余韻覚めやらぬ中、晴天の金州野球場に日本プロ野球選手会の方々を講師として招いて、大連市棒球協会・大連野球連盟共催による野球教室が開催された。
 今回お越しいただいた講師は、講演会をしていただいた日本プロ野球選手会事務局長・松原徹氏のほか、徳武定祐氏(元国鉄)、田野倉利男氏(元中日・ロッテ)、水上善雄氏(元ロッテ・広島・ダイエー)、森忠仁氏(元阪神)の計5名。いずれも指導力に定評のある方々である。
 集まった生徒は、李家街小学校などの中国人児童たちや、大連日本人学校の日本人児童たちなど約70人。経験者もいれば野球は初めてという子供もおり、女の子も少なからずいる。いずれにしても、元プロ野球選手から野球を伝授してもらえるのを心待ちにしている表情だ。
走塁指導
水上氏らによる走塁指導
送球指導
投球の基礎を説明する田野倉氏
 
 まず準備体操をして体をほぐした後、走塁の基本から学ぶ。
 走塁主担当の水上氏の指導は、はきはきとした言葉ときびきびとした動作で、非常に分かりやすい。 中国の子供たちとは、大部分通訳を介しての交流となったが、時には「ミンバイラマ(分かりましたか)?」「ハオ(よし)!」など、にわか仕込みの中国語も交えていただいた。
 続いて、田野倉氏や森氏による投球の基本動作の説明。熱血指導が子供たちを引き付ける。
 投球の基本動作を伝授したところで、実際にキャッチボールをしてみる。 講師のほか、連盟の選手たちも先ほどの講師の説明を基に、手取り足取り子供たちに正しい動作を教える。
 キャッチボールの後は、投球動作の復習とゴロのさばき方。講師の説明の後、子供を何人か個別に前へ出して直接指導する。 個別指導してもらった後は、きちんと「ありがとうございました!」或いは「謝謝教練!」。 そう、野球は技術だけではない。礼儀も大切なポイントだ。
 さて、次はいよいよバットを握ることになる。まずは講師の説明を受けて、ネットに向かってトスバッティングだ。 講師の「やりたい人!」との言葉に「やりたい! やりたい!」との子供たちの声が、今まで以上に生き生きと響く。 やはり野球で一番楽しいのは、バットを握ってボールを打つことなのだ。
バッティング指導 模擬試合
(左)バッティングの指導 (右)打って、走って、守って――模擬試合
 ここで一息入れて、連盟の大人たちがミニゲームをして子供たちに悪い見本を見せる。手を抜こうものなら、松原氏らにマイクを通して痛烈な野次を飛ばされ、 「今の全力で走ってた?」「ううん!」などと、講師と子供たちの間で言われる。
 さあ、いよいよ試合だ――とは言っても、バッテリーは置かずにティーバッティングの打球で走って守る形式の模擬試合だが。それでも、やはり野球は打って、走って、守ってのつながりがあってこそ楽しい。 子供たちの生き生きとした表情と、声と、動きがグラウンドじゅうに満ちていた。
 初心者も多いので、基本的な連係がいまひとつだ。そんな時は、3塁コーチャーズボックスから徳武氏の的確な指示が出る。
 
 楽しかった3時間余の時間が、あっという間に終了。初の試みとなったプロによる野球教室は円満に終了した。
講師陣と子供たちで記念撮影
皆さん、いい思い出になりましたか?
 この日のイベントを実現するに当たり、ボランティアの連盟スタッフは東奔西走させられたが、 やり遂げたことへの充実感と子供たちの生き生きとした笑顔は、その苦労を吹き飛ばすに十分なものだった。
 子供たちにとって、この日はきっと忘れられない、いい経験となったことだろう。私たちも、いい経験をさせていただいた。
 機会があれば、またぜひやりたい。
 
 最後に、今回のイベントを実現に導く出会いを提供してくださった「力士門」の平野勝氏、選手会にかけあっていただいた松原氏、日本からわざわざお越しいただいた徳武氏、田野倉氏、水上氏、森氏、 開催に向けて尽力いただいた任挙一氏はじめ大連市体育局・棒球協会の皆さん、連盟のスタッフの皆さん、 そして、誰よりも――今日来てくれた子供たちに、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

<おまけ>
 今回の活動が大連日報、大連晩報、大連テレビで報道されました!
  →大連日報の記事

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